尋常性乾癬の原因の1つは、内蔵が関係していると言われています。
内蔵に何らかの異常があり皮膚に症状が現れる事が多いので、食事療法が基本的には必要となってきます。
食事療法といっても、決められた物をただ食べるのでは味気ないですし、なかなか続きません。
ここでは、食べてはいけない物を知り、それを避けていく事で回復に向かう事を目的としています。
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尋常性乾癬の基本的な治療法
皮膚科を受診した際の尋常性乾癬の基本的な治療法としては、かさつきを抑え保湿を中心とした塗布薬、かゆみを抑える塗布薬、または保湿だけを行うクリーム等自分に合ったものがありますが、主に使用するものは、塗り薬と、鎮痒剤の服用が主な治療法です。
しかし、この治療法には重大な副作用が出る場合があります。
ステロイド剤自体はすごく弱い成分のものからすごく強い成分まであり、医師はその人の病歴と症状に合ったお薬を処方する必要があります。
ステロイドなどの成分は肝臓や腎臓などの機能障害に直結しやすいのです。
尋常性乾癬の恐ろしい点として、長期に薬物治療されている方の中には内科的要因を抱えたまま治療に臨む方は多く、治療しても改善が見られない患者も多いのです。
たくさん皮膚科はありますが、機械的にステロイド剤を処方して終わり。という医者も少なくありません。
医者を見極める患者の目も必要になってくる事は間違いないと思いますので、医師の発言に注目する点を挙げてみました。
ステロイド剤を処方する際に、どれ位の量を塗るのか?の説明がある。
ステロイド剤をいつ塗るのか?の説明がある。
処方するステロイド剤の強さ加減をちゃんと話してくれる。
ステロイド剤を何日続けて使用し、その後何日空けて塗るのか?の説明がある。
上記の内容は基本中の基本ですが、実際、これを話さない医者はかなり多いです。
医者と患者は信頼関係で繋がっている部分がありますので、時間をかけて数軒回る位のつもりで皮膚科探しをしましょう。
現在では東洋医学(漢方薬)の登場で肝臓や腎臓に負担が減る治療が確立され為、長期間ゆっくりと服用と塗布薬を同時に使用する事で症状は改善していきます。
漢方薬をじっくり服用しながら塗り薬を使い、中には寛解(完治という意味ではなく、一応落ち着いた状態を指す)された方もたくさんいます。
私自身も最初は人に会う事も嫌で滅入ってしまいましたが、3年以上という年月で寛解出来たのは、漢方薬と塗り薬の使用方法をきちんと理解し、使用し続けたからです。
頭部への治療方法は同様ですが、頭部の場合は塗布するクリームが液体状のものを使用します。
漢方薬は、すぐに効果が現れずに時間がかかってしまいますので、掻きむしって真っ赤になってしまった頭皮への薬物治療はかなりの痛みを伴いますし、気が滅入ってしまう事もありますが、根気強く続ける気力が必要です。
尋常性乾癬は冬の時期から悪化し始め、湿気がある梅雨の時期や夏の季節には一時的な寛解が見られます。
皮膚科での内服薬や塗り薬の治療以外で、大きく治療に関係してくるのが、食事です。
次に尋常性乾癬の方が、食べてはいけない食事についてお話したいと思います。
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尋常性乾癬の頭皮におすすめ『haruシャンプー』の効果と入浴後のお手入れについて
尋常性乾癬なら食べてはいけない物を知る!食事療法が大切!
尋常性乾癬が悪化すると火傷を負ったようになり、そんな状態にもかかわらず痒みがあるのですから患部は、それ以上ひどくならない様にしなければなりません。
尋常性乾癬は誰もが手のひらや顔にかさつき感じる乾燥しやすい時期に悪化する習性があります。
そこで、基本的な治療以外に患者自身ができる対策として食事に着眼してみます。
これは、尋常性乾癬を患っている方は理解されているとは思いますが、それでもついつい・・・といった事もあると思います。
しかし、香辛料に関しては『尋常性乾癬には絶対に良くない』といった事をしっかり頭に入れておかなければなりません。
例えば肉料理が好きな方は肥満や高血圧症の発症リスクが高く、ビールや日本酒が好きな方は高尿酸血症のリスクが高いです。
この臓器に負担がかかる。と解る食べ物はある程度解ります。
尋常性乾癬の場合は、中華料理で使われる鷹の爪に含まれるカプサイシンが患部の痒みを誘発しているのではないかと考えられています。
仕組みはアトピー性皮膚炎と同じ痒み成分のカプサイシンが体に溜まる事で体の内部から患部へ働きかけるのです。
私の場合、内科的な病歴があった為に発症しましたが、治療方針が確立されてからは症状も改善の一途を辿っています。
目に見えて改善しましたので、やはり香辛料と尋常性乾癬は関係があると考えて間違いないと思います。
しかし治療方針も、各患者によって全く一緒とはいかないので、医師との相談も含め、特に香辛料、そして必要以上に調味料の使用は控えましょう。
皮膚の炎症の原因となるサイトカインは、細胞が分泌する免疫グロブリン以外のタンパク質や糖の事を言います。
基本的にアレルギーと呼ばれるものは、タンパク質が多く含まれる食べ物に反応する性質がありますので、卵や小麦粉などがダメだという人が多いものです。
それに、『糖』も肌に直接関係してくるので、どうしてもアトピーや尋常性乾癬などを患っていらっしゃる方は、少しの糖質で肌の調子が悪くなる事が多いのも事実です。
症状がひどい時は、甘い物を控えるというのは言うまでもないですが、普段の食事に炭水化物を減らすという事も必要です
一般的には『糖質制限』というとダイエット。といったイメージがありますが、それ以外に80%以上の方が実感するのは『肌の保湿・潤い』の変化です。
乾燥肌が劇的に改善するという意見が多数あり、それによりアトピーやアレルギーも改善した方もたくさんいらっしゃいます。
ご飯は、出来るだけ玄米や、麦などを加えて白米の量を減らす工夫をしましょう。
あまり食事ばかりに気をもんでいると、それもストレスになりますので、甘い物と香辛料だけは食べないようにして炭水化物は減らす。といった具合に気楽に始めてみましょう。
一番重要な事は継続し続ける事ですので、我慢する事によってストレスを誘発するならば、元も子もありません。
そうならない為にも、気持ち的にも気楽に。そして、量を減らすという事を中心に続けていくようにしてみませんか。
日常生活を送る上の注意点
尋常性乾癬を患う方が日常生活を送る上で注意しないといけない点として「皮膚と衣服が擦れることが悪い」という事が挙げられますが、更にそれ以外、このような行動をされませんか?
① ワンサイズ小さい服を身に着ける
② ズボンのベルトをきつく締める
③ きつい靴下をはく
この3つは誰もが日常生活上で行っている行為だと思います。
きつく締め付ける事は、まわりまわれば患部を広める行為ですので気を付けましょう。
①の場合は腹部と背面部に患部ができやすく、②は腰全体③は両足です。
締め付けるという行為が、皮膚組織に外的刺激を与え皮膚組織の異常な代謝に繋がります。
少しの事とはいえ、自分が気をつけて改善出来る事は積極的に行っていきたいものです。
この病気を抱え、何も知らずにネットで名医を探される方は多いでしょう。
顔に患部が飛び火した時は『化け物』と言われた時代もあったのです。
現在は、色んな皮膚疾患も多く理解されるようになりましたが、完治するという方法は確定している訳ではありません。
私の場合は鎮痒剤と漢方薬を併用しました。
しかし、症状は一進一退で、私はもともと持っていた甲状腺の病気のためホルモン充填治療が開始されたと同時に尋常性乾癬の病態も随分と改善されたのです。
もちろん衣服の着脱と食事にも気を配る事はしていましたので、自分で出来る努力は頑張り過ぎない程度に継続し続けましょう。
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