頭皮のかゆみを単なるフケ症だと思って、放置していると大変な事になる場合があります。
尋常性乾癬(じんじょうせい かんせん)と呼ばれる皮膚炎は、頭皮にも起こり得るので、あまりにかゆく、更には頭皮にかさぶたが出来る様なら発症する可能性はあるのです。
髪が抜けたりするので、頭皮のかゆみが続く場合は、単なるフケ症だと思わずに必ず皮膚科の診察を受けるようにしましょう。
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尋常性乾癬(じんじょうせん かんせん)とは
画像引用元:https://ja.wikipedia.org
「尋常性乾癬」この言葉を聞いても、あまりどのような病気か分からないと思います。
皮膚の病気ですが、どのような方が罹患するのか?
それさえ解らない人は多いと思います。
主な発症原因として、内科的な要因が大きい疾患だと言われています。
一説には、乾燥肌の方や幼少期アトピー性皮膚炎の罹患者が発症し易いと言われますが、それも確実ではありません。
私自身も幼少期はアトピー性皮膚炎で血が出るまで患部を掻きむしったものです。
乾癬とは皮膚が乾燥し、やがて白い粉状になり、その部分の皮膚組織の皮膚代謝が異常に活発化する病気です。
この病気で一番大事なのは衣服と肌との擦れ、擦れる事で急速に悪化を遂げる場合もあり、私自身も尋常性乾癬が悪化する仕組みを知った頃は、体全体に患部は広がってしまった頃で、悔やんでも悔やみきれませんでした。
患部が頭皮にある場合、かなりの痒みで眠りさえを妨げる程でした。
また「フケ症」に似た症状が出ますので、初期は単なるフケ症か・・・と思い込んでしまう事が多いのです。
放置していると自然に治る事はなく、ますます悪化するので、単なるフケ症だっとしても、まず広がらない為には皮膚科でステロイド剤をもらう事です。
ステロイド剤は、怖いイメージの方も多いでしょうが、上手に使用すると症状をコントロールする事も出来ますし、副作用も出ません。
尋常性乾癬の症状
尋常性乾癬は皮膚の乾燥が発症の引き金になる場合があります。
軽度の場合は、衣服の着脱時や皮膚と衣服が擦れる事で、皮膚の表皮層部が剥がれて白い粉状(鱗片)になるケプネルという症状が現れます。
特に肘と膝が衣服に擦れやすく、皮膚が剥がれやすいので注意を払う必要があります。
しかし、この病気を知らない人にとっては微々たる症状と捉えやすいです。
水仕事を繰り返していると手先が乾燥しやすいですが、皆さんが日常生活で体験する手湿疹(別名 主婦湿疹とも言われます)と、尋常性乾癬の軽度の症状とは明らかに違うものです。
皮膚が剥がれた部分は、また新しい皮膚を作ろうとします。
角質層のバリア機能が不十分なまま、とにかく皮膚を保護しようとする為、最初は点状の発疹が現れ、時間が経つ事で丘疹(きゅうしん)が出来て激しい痒みが現れます。
中度の症状が出るこの時から顔面、頭皮、背中、腹部へと飛び火のように患部の拡張が著しく見られます。
皮膚組織の異常な代謝により、角化症に似た肌になってしまいます。
重度の症状として炎症が強い為、シャンプーやボディーシャンプーの使用が出来なくなるぐらいひどい状態になります。
私自身も、今でも大衆浴場には行きたくないと思っています。
その理由は、尋常性乾癬を患う事で周囲から好奇の眼差しでみられる事が辛いのです。
尋常性乾癬が完治できない原因の一つに、異常な皮膚組織の代謝はなぜ起こるのかそのメカニズムは少しわかっても肝心な部分がまだ闇の魔訶に葬られたままなのです。
もし尋常性乾癬かもしれないと思ったならば肘と膝を確認してください。
また手の爪を見て頂く事で判断が可能です「爪は体に隠れている症状を映す鏡」と言われます。
爪が数か所、くぼんでいる方は要注意です。
尋常性乾癬の影響で爪の形に変化がもたらされるには重度の症状が出ないとわかりません。
ただ、爪を見ただけでは、これから症状が悪化していくのかは解りませんので、目安として注意してくださいね。
尋常性乾癬の本当の原因はわからない
尋常性乾癬という病気は治療のガイドラインが決まってはいない慢性的な皮膚疾患でもあります。
つまり俗に言う難病に近いと思いますが、治療法はあります。
しかし、各患者ごとに最適な治療法がまだ確立されてはいません。
罹患される方にとっては本当に精神的に苦痛が伴い、「これからどうなるのか」と悩まれる方の中にも私のような筆者もいます。
尋常性乾癬の原因として有力なものにストレスがあります。
体に極端なストレスがかかると、人は消化器では急性胃炎、胃潰瘍、逆流性食道炎といった胃酸の分泌量が普段より多くなります。
脳では片頭痛、緊張性頭痛といろいろな臓器にも影響が及びます。
先ほど「尋常性乾癬の原因はストレスが有力」と言いましたが、「ストレスがどのように尋常性乾癬に関わり、どのような仕組みで発症するのか?」この部分も実ははっきりわかりません。
分かっている事は、生活する上でかゆみを抑える必要があると言う事です。
ステロイド剤をしっかり正しく使うことで、日常生活に支障を来たさない努力が必要なのです。
原因不明なこの病と二人三脚で付き合って行くには患者側もこの病についての知識を熟知していただくことが最も重要なポイントだろうと思います。
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