尋常性乾癬には日光浴が特効薬になるという話を聞きますが、紫外線は肌に悪い。というイメージがありますので、心配になる方もいらっしゃると思います。

しかし、尋常性乾癬に限っては紫外線が炎症を抑える働きをするのです。

もちろん上手に日光浴する事が重要ですし、体内に必要なサプリメントも一緒に補って尋常性乾癬の症状を抑える努力をしましょう。

※ 尋常性乾癬の頭皮におすすめシャンプーの記事はこちら↓

尋常性乾癬の頭皮におすすめ『haruシャンプー』の効果と入浴後のお手入れについて

 

 

　頭皮の尋常性乾癬を知って前向きに付き合う

 

 

皮膚は雑菌から身を守る働きがあります。

表皮の角質層にバリア機能の働きがあり、これにより肌の水分を保持したり、雑菌など自分の細胞と違う物質の侵入を防いでいます。

重度の尋常性乾癬では、特に頭部は掻きむしる事により、頭皮を雑菌にさらすような状態になっています。

頭皮から雪が降るように頭皮が白い粉を吹いているように見えるので、フケ症と勘違いされる方もいますが、尋常性乾癬はフケ症とは全く異なります。

しかし、広く知られた病名ではない為、フケ症と勘違いしたまま数ヶ月、はたまた数年が過ぎてしまう事があるのです。

なので、フケ症と勘違いして症状が悪化してしまわないうちに、頭皮のかゆみが長く続く場合は、早めに皮膚科を受診するべきです。

「フケ症」のイメージは毎日風呂も入らず不潔というイメージが板についてしまっていますよね。

なので、人に言いにくい。。。と思ってしまう事もあるかと思いますが、とにかく症状が悪化しない為には早めの受診がその後の症状に影響が出ます。

尋常性乾癬は根治が難しいのですが「尋常性」という言葉の意味が分かりにくいですよね。

尋常性とは「普通」という意味があるのです。

実は自分の体験ですが、イライラして自暴自棄に陥って、『どうでもいいや！』といった勢いで、私自身がトニックシャンプーを使ってしまった事がありました。

「痛い！！！」とそんな簡単な言葉では簡単には片付けられない程にジンジンと頭皮の炎症は眠りを妨げるぐらい大変な思いをしました。

そしてその後、痒みが更にリバウンドしてしまったのです。

そうです。この尋常性乾癬という疾患と長く付き合いながらも、症状を最低限に抑える為には現状を受け止め、ストレスを溜めない事なんです。

尋常性乾癬は、簡単に『治る』といった言葉は使えません。

一生付き合うんだという思いは必要です。

その中で、いかに自分のイライラが尋常性乾癬に負けない位の平常心で過ごすかがポイントになってきます。

　尋常性乾癬はストレスフリーとサプリメント！

先程も少し触れましたが、日々、尋常性乾癬と闘っていると確かにストレスは溜まってしまいます。

周囲は必ず言うのです「ストレスの発散方法を見つけたら？」や「何もかもを抱え込みやすい性格なんじゃない？」など。。。

しかし、このかゆみを知らない奴にはそんな事言われたくない！・・・と、そう言ってしまいたいところなんですけどね。

しかし気質にもよりますが、確かに一説では、几帳面で自分の思いを表せない性格の人が罹患しやすいという考えもあるそうなんです。

このような気質を「うつ気質」ともいい、尋常性乾癬が精神病とリンクしている部分もあるようですが、その仕組みはまだ分かっていないのが現状です。

私がお勧めするストレスを最小限にする方法というのは、週末に登山に行き、マイナスイオンパワーを吸収して心の中にあるストレスを吐き出すという方法です。

高い山に登り、眼下に見える絶景をゆったりとした気持ちで眺める時間は、とても心を癒す力になるのです。

例えば、カラオケで思いっきり歌いまくる！や、ランチで友達と愚痴を吐き出す！なんて事でもいいと思うんです。

必ず、1ヶ月に1回は『自分の為に自分のしたい事』を優先しましょう！

難病と対峙する為にはストレスはどっしりと圧し掛かりますが、考え方ひとつでストレスを小さくする事は可能です。

この日本には数えきれない難病がありますが、尋常性乾癬は実は特定疾患ではありません。

だから、「長い間患い苦しむだろうけど仕方ないんだ」と、割り切った考えが私自身も心の重荷を下ろす事が出来るようになったのです。

サプリメントに関してですが、尋常性乾癬には『ビオチン』が必須だという説があります。

ビオチン不足の人は現代人には多いようですが、特に尋常性乾癬の患者の場合は、ビオチン療法というものがある位、ビオチンは大切な要素です。

アレルギー、アトピーにもビオチンは必須だと言われていますよね。

私も、ビオチンは特に気にして摂取していました。

効果があったのかどうかは解りませんが、（色んな事を試しているので、どれが良い効果になっているのか解らないのが正直なところ）ビオチンのサプリメントは、『SOLARAY』のサプリメントが良いと聞いていましたので、私は愛飲していました。

 

 

『SOLARAY』のサプリメントはどれも人気があるのは、飲みやすい大きさのカプセルだという事と、効果が高くコスパが良いという事ですね。

アメリカなど、海外ではサプリメント会社が競争し合っているので、日本より優秀なサプリメントが多いです。

しかし、粒が大きくて飲みにくいんですよね。

以前、喉に詰まって死ぬ～！なんて思いをした商品もありましたよ。（笑）

とにかく、あまり色んなサプリメントを一度に飲むより、じっくり1つ1つ試してみる方が良いと思いますね。

 

 

　日光浴により紫外線で尋常性乾癬を治療！

 

太陽から降り注ぐ紫外線は、女性からすれば素肌を老化させる悪役ですが、尋常性乾癬患者にとって太陽光は「ありがたい恵み」なのです。

太陽光に含まれる紫外線が患部を治癒する治療法を「光線療法」と言います。

病院でこの療法をしなくても、自然の恵みである太陽光で実は十分なのです。

以前主治医が「日光浴はしていますか？」と聞いてきた事があり、「この先生何を言っているのだろう」と首を傾げた事を思い出しました。

実は、日光浴というのは尋常性乾癬の治療の一部分だったのです。

そういえば、なるほど確かに夏になると症状が緩和するなぁと思いました。

しかし現代では、太陽光に対して「日焼け・老化」や「皮膚がん」といったイメージが強い為、「乾癬には日光浴がいい」といった事実は、あまり認知されていません。

ですが私は、背中の患部に日光を当てましたが、悪化する事はなく、むしろかなり改善しました。

ただ、あまりに強い日差しの時期に長く紫外線に当てる事は、健康な皮膚にもダメージを与えるますので、時間は短かめにしてくださいね。

症状が軽度の場合、日光浴と食事に気を付けて患部にステロイド剤を塗布する事も忘れてはいけません。

しかし、ひどく強い日差しに長時間日光浴をする事は避けた方がいいですね。

何事も限度がありますし、基本的には紫外線のUVA波は、肌の奥の真皮層まで達すると言われていますので、肌の弾力を司る細胞外マトリックスまで傷つけ、再生しようとする肌を傷つける事になります。

あとは、ステロイド剤を塗った肌に日光が当たると、色素沈着がひどくなるという都市伝説がありますが、これはステロイド剤によるものではありません。

ステロイド剤を長期に渡って使用し続けた事や、決められた用法・用量を守らず、過剰に使用した時に色素沈着する事があります。

しかし、ステロイド剤＋日光が原因という事はありません。

基本的には、日光浴だけでも日焼けやシミは出来ますし、ステロイド剤と日光の2つが合わさった時だからという事ではなく、単体でも限度を超える事によって色素沈着になるという話なのです。

なので、症状が悪化しない為にも、適度な日光浴と用量を守りステロイド剤を使用していきましょう。

尋常性乾癬はわからない部分が多いですが漢方薬を使用する事でも同等の治癒力は認められます。

しかし、光線治療も漢方薬も効き目を実感出来るのは、はっきり言って遅いです。

皮膚が赤くなる、発疹が大きくなって丘疹（ひふが厚く盛り上がった感じがある）になっている場合は、皮膚科を受診してくださいね。

私の場合は症状があっても放置していましたが、やはり早めに薬で症状を軽くする方が、後々悪化する事を抑えられます。

尋常性乾癬の頭皮におすすめ『haruシャンプー』の効果と入浴後のお手入れについて